餅投げが繋ぐ地域の輪

震災前、阿蘇のお客様邸で催した上棟式の様子をご報告します。

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こちらは当日の様子です。

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クレーンで資材を運んで、上棟が出来る「棟上げ」の段階まで工事を進めます。

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上棟式とは、柱・梁・棟が建ち、屋根部分に棟木を上げる段階になると、建物の無事を願って行う祭祀のことです。

皆さまも、近所で家が建った際、餅投げを行うので、お餅をもらいに行ったことありませんか?

最近は略式でおこなう所が多く、餅投げまで行う所は珍しいかもしれません。

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こちらのお施主さまは、今回餅投げをおこないました。

これは施主様が屋根の上から挨拶されているご様子。

わが家の屋根の上に上る事が出来るのは、もしかしたら上棟式の時くらいかもしれませんね。

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近所のこどもたちも大はしゃぎです(^^)

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いつ餅が投げられるんだろうかと、待ち遠しい様子( ´艸`)

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餅投げ終了後、最後に職人さんたちにご挨拶。
これから立派な家を建ててもらうために、施主様が職人さんたちに日頃の労をねぎらうのが風習となっています。
これで、職人さんのモチベーションもあがりますね!
それから、餅投げをするというのは、地域の方に自分たちの自己紹介&引越し挨拶や地域に住む方々がどんな人なのかを知るいい機会でもあるのです。
引っ越してくる前に顔がわかっていると安心ですよね。
昔からある伝統的な行事というのは、自分たちの家の無事を願うだけでなく、人の輪をつなげる大切なイベントでもあるわけですね。
今は地震が続いていて、不安な日々が続きますが、きっと神様が家を守ってくれると信じています。

以上、ご報告でした!