階段の構造について

以前のブログ記事になった、ガレージのある家の工事が進みました。

こちらは2階部分です。

壁内部の断熱材などを設置する作業が終わり、ボードが貼られた状態です。

そしてこちらが階段部分。

下から見るとこのようになっています。

今日は少し階段の構造について触れたいと思います。

 

こちらはまだ完成前の支持体が見えている状態です。

下半分を見ると鉄骨が入っていますね。

木造住宅なのに、鉄骨?と疑問に思いませんか。

 

もちろん、全て木で作ることも可能です。

ですが、デザインによっては意匠性を活かすために、構造的に木よりも強い鉄骨を用いて作ることがあります。

この作り方は、力桁階段といって、階段の中心部分に力桁という踏み板を支える支持体が入っています。

最終的には、この支持体を木板で覆って完成になります。

このように支持体が中心部分にくるものもあれば、

両端に力桁があり、なおかつデザインとして活かすことも可能です。

 

この場合は、壁の中に埋め込んで力桁を支える事で構造として成り立っています。

こちらの階段は、手すり以外は全て木で作っています。

木の場合は鉄と違い溶接が出来ないので、

まげて使うことが出来ないという制限が生まれます。

この物件の場合は、その性質を活かしています。

ギザギザになっている力桁はまっすぐ壁に埋め込まれていますが、

踊場付近の踏み板を壁部分にまで伸ばすことで、

それがそのまま階段のデザインのアクセントとして活きています。

 

 

ここまで様々な階段の例がありましたが、

階段は現在、傾斜は20~45°の角度までと決められています。

これも踏み板の幅と高さの関係によっても変わってくるので、歩きやすさやデザイン性など

暮らす人の条件に合わせてデザインすることが

心地いい暮らしにつながる大切な事ですね。

 

必要だけど意外と注目しない、階段について今回は触れてみました。