錦ケ丘の家171029(店舗付)

住宅を設計するということは大きく二つの視点が必要になると考えています。一つ目は、当然ですが住むヒト・家族のための生活の器であるということ。二つ目はしかし、その個人の好みを超えて地域・街並みの一部になるということです。

この住宅の計画は、熊本地震によって既存の家が被災され建て替えを余儀なくされたことから始まりました。ですから、設計は機能性や快適さなどはもちろん、怖かった経験を払拭するような構造的な安心感も必要になります。一般的に壁量を増やせば耐震性能は上がりますが快適性や住み心地が損なわれます。おおらかなひとつながりの空間と外部を取り込むような大きな開口部を実現するための構造的な配慮とバランスの検討を入念におこないました。

また、ここはアロマテラピーを専門にする小さな店舗が併設しています。街に開かれた連続性と業態特有のプライバシーを保つこと、住宅の機能性を犠牲にせずに生活感をおさえて店舗としてお客さまに特別な体験を提供できるように環境を整えることを計画しました。

― 錦ケ丘の家171029(店舗付) ―
設計監理・施工管理
竣工/2017年10月29日
所在地/熊本市東区
工事種別/新築
主要用途/店舗併用住宅
構造・構法/木造(軸組在来工法)
基礎/ベタ基礎コンクリート
敷地面積/186.83㎡(56.5坪)
建築面積/81.40 ㎡ (24.6坪)
延床面積/123.51㎡ (37.3坪)
1F/70.70㎡
2F/52.81㎡

― 主な外部仕上げ ―
屋根/ガルバリウム鋼板
外壁/化粧サイディングt14/3’10’板十弾性リシン
開口部/アルミサッシュ(サーモスL)
ポーチ 床/タイル
断熱材 床/グラスウール16K t100 
デッキ/ヒノキt30

― 主な内部仕上げ ―
床/カバ無垢フローリングt15
壁・天井/クロス貼り
建具/タモフラッシュ
造作家具/タモフラッシュ、メラミンフラッシュ