気配り

気配り

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どんなにくつろげる空間でも、暮らしにくかったら、目的に適っていなかったらつらいですよね。
例えば家はずっと暮らしていく場所です。家にいちばん長くいて、家事もこなす奥さまにとっては、家事のしやすさなんかは大きなポイント。
一般的な知識ではなく、その建物を利用する人にとって具体的に暮らしやすいとは、目的に適うとは、どういうことなのか?
そこを読み解いて形にしていくことは、建築家の重要な仕事だといつも肝に銘じています。
暮らしやすいかどうか、目的に適っているかどうか、気配りした設計をする。
それがまた、その建物の心地よさへとつながっていくのですから。