模型による空間の見え方

先日、設計担当が作成していた模型です

 

まったく同じ床面積ですが、床の高さや間仕切りの入れ方
机の配置など様々な条件が変わることで、見え方がガラリと変わってきます。

お施主様のお好みや用途などに合わせて、様々な可能性を考えご提案させていただきます。

模型は立体的に空間を感じることができるので、お施主様もパッとイメージしやすく、喜んでいただけることがとても多いです。

 

A案はフロア自体に段差をつけたプラン
模型2 模型3
限られた広さの中で壁を立ててしまうとそれぞれが狭くなってしまいます。

段差を取り入れることで、視界をさえぎることなく緩やかに空間の質を変えています。

また、段差は椅子や机として使用できるよう配置し、空間の有効利用を可能にしています。

画像の手前が外からも見える空間になるので、デザイン性をもたせつつ

休憩やリラックスしながら仕事ができるスペースとし、奥にいくに従って

きっちりと執務室としての機能をもたせました。

 

 

B案はフロアの高さは変えず、先ほどとは机の配置なども異なります。
模型4 模型5
間仕切り壁の高さにより、オープンスペースとプライベートなスペースを共存させています。

ズラリと並んだ机は壁面に向かって配置され、集中できる空間を保ちつつも

壁面に窓を計画的に配置することで、ふと外を眺める解放感も持ち合わせています。

(窓の模型は今後登場予定!お楽しみに…!)

画像手前はオープンスペースとし吹き抜けを設け、2階との繋がりや解放感のある空間としました。

また画像奥の壁は、視線をさえぎり執務に集中できるよう設計されています。

 

天井高や仕上げに変化をつけ、更に空間をデザインしていきます。

 

みなさんはどちらがお好みでしょうか?

 

このようにお施主様と共により良いものを追求しながら、たったひとつのお施主様のためだけの建築を創り上げていきます。