丸一蕎麦屋
人吉で明治31年より続く老舗蕎麦店。店舗横にあった自宅の1階をコンバージョンし、新たな息吹を吹き込んだ。建物裏手に駐車場があり、勝手口からも多くのお客様が来店している現状をふまえ、建物正面と裏手の二面をファサードと捉えデザインを行った。細長い建物ではあるが、テーブル席横に大開口の窓を配し開放感を演出した。落ち着いた雰囲気の店内を奥へ進むと一枚板のカウンターが現れ象徴的な存在となっている。また、常に待ちが出る人気店である為、待合室での待ち時間でも竹林を眺め楽しむことができるよう配慮した。