須屋の家

奥様が育ったご実家のリノベーションです。
歴史を残して新しくし過ぎないように、手を入れる場所、そのままにする場所を選びながら、
構造・設備・断熱はこれから先も安心できるように計画しました。

古い家を大事にして「手を入れ過ぎない」という建築のコンセプトは、
気に入ったアンティーク家具を探して少しずつ集めてこられた
家族のライフスタイルから導かれたものです。

新しく作った家具やドアもなるべく無垢の素材を使ったり、
人の手間を感じられる仕上げを選び、デザインしました。
大事に扱ってもらえれば、これらもいつかアンティークになります。

住み手も巻き込んで一緒に悩み、答えを探す。
これからも一軒ごとにここだけのデザイン、ここだけのモノづくりをしたいと思っています。

― 須屋の家 ―
設計監理・施工管理
竣工/2019年4月
所在地/熊本県合志市
工事種別/改修工事
主要用途/住宅
構造・構法/木造在来工法・2階建て
建築面積/71.76㎡
延床面積/97.04㎡(1階 71.76㎡、2階 25.28㎡)

― 主な外部仕上げ ―
屋根/瓦葺き(既存)
外壁/モルタル(既存)+塗装(今回)
開口部/アルミサッシュ(既存)+ペアガラス(今回)
玄関床/タイル貼替(今回)

― 主な内部仕上げ ―
床/オーク無垢フローリング貼替+オイルフィニッシュ
壁・天井/壁紙貼替 
建具/タモフラッシュ、タモ無垢框戸造作
造作家具/タモ無垢造作