13日のもぐら打ち

先日、ある住宅の定期点検に伺ったときのこと。

玄関先にあったこの不思議な藁。

おもわず奥様に訊ねてみると、この地域で昔から伝わる「もぐらうち」という行事に使われるものだそう。

毎年1月13日の日に、竹に巻いた藁で近所の家先を回り地面を叩き、田畑を荒らす土竜(モグラ)を追い出すという、豊作を願う行事のようです。

(ちなみにこれはご主人が作られたそうです)

子供たちは回った家の方々から、そのお礼としてお菓子をもらいます。

伝統行事や地域の繋がりが薄れていく中、お顔の見えるお付き合いが当たり前に続いていて温かいところだなあーと感じました。

「まちづくり=人とひとのつながり」